* この投稿は米国時間 8 月 8 日、Head of Global Technology Partners である Nan Boden によって投稿されたもの（投稿はこちら）の抄訳です。

このたび、Orbitera が Google の一員になりました。

Orbitera は、クラウド ベースのソフトウェアをシンプル、シームレス、かつスケーラブルに売買できるようにする商取引プラットフォームを提供しています。売買を行うのは、独立系ソフトウェア ベンダー（ISV）やサービス プロバイダー、IT チャネル企業を含むあらゆるタイプの企業です。

クラウド ベース ソフトウェアのデプロイ、管理、請求の現行モデルは、今日の企業における業務運営のあり方にたやすく適合しません。Orbitera は、クラウドを基盤としてビジネスを展開中の顧客をサポートしている大手企業や ISV を対象として、請求、パッケージング、価格の最適化に関連するプロセスの多くを自動化します。Orbitera プラットフォームでは 6 万以上の エンタープライズ スタックの利用が開始されています。

私たち Google は、企業やソフトウェア プロバイダーの密接なパートナーとして、こうしたお客様ができるだけシンプルかつシームレスにクラウドに移行できるように取り組みを進めています。企業も ISV も、信頼している SI（システム インテグレーター）やリセラーとの通常の取引サイクルにおいて、複数のクラウド プロバイダーを利用できることや、本番環境へのフルデプロイ前に製品のトライアルや概念実証が行えることを望んでいると、私たちは認識しているからです。

Orbitera は、複数のクラウド向けにソフトウェアを提供するエンタープライズ ソフトウェア ベンダーの強力なエコシステムを構築済みです。そのため、Orbitera を買収したことは、Google Cloud Platform（GCP）上でのソフトウェア ベンダーのサポートを向上させるだけでなく、Google のマルチクラウド対応の強化にもつながります。私たちが運用するクラウド環境で、お客様は選択肢の広がりと柔軟性の向上を享受できます。

私たちは将来に向けて、マルチクラウドに対応する商取引プラットフォームとしての Orbitera の中立性を維持することに力を注ぎます。さまざまな企業がマルチクラウド環境を利用して成功を収められるようにサポートすることを、私たちは楽しみにしています。


- Posted by Nan Boden, Head of Global Technology Partners